Festina lente・・・・(過去の分)

[急がば廻れ・・・・最近は教育も、真理探求よりも何やら「効率の良さ」を称賛している気がします。
回り道をしたっていいじゃないか。]


・July 10, 2001 新しい年度になって以来、最近までほとんど何も変更しなかったホームページ。レポート課題と試験(および再試験)の掲示代わりに、と更新したのが最初とはなさけない。

 やはりラテン語 I だけでラテン語文法を習得する、というのは無理があると思う。ヨーロッパ諸国ではともかく、日本では特に無理があるのではないだろうか。そんななかで、最低限必要な文法事項は習得してもらわねば。


・July 10, 2001 「ラテン語の新しい学び方」?

これは何もテキストにした書名をパクるつもりではない。こういう学び方があってもいいだろう、という提案。まぁそんなに目新しいものではないが、英語の世界からラテン語を覗きみるということもそのひとつであろう、ということ。のぞき見といってもPeeping Tomではない。Peeping Tomって知らない?新人のコメディアンのことではない。・・・・そもそもこういう伝説から来ているらしい。[リーダーズ 英和辞典]によると《ひとり Tom だけが ? GODIVA の姿をのぞいたという伝説から》GODIVAって誰だ?再び[リーダーズ 英和辞典]・・・・【英伝説】 [Lady 〜] ゴダイヴァ 《11 世紀イングランドの Coventry の領主の妻; 裸で白馬に乗って町を通るならば住民に課した重税をやめると夫に約束され, それを実行したという。つまり、とんでもない領主は、辱めに耐えられるっていうなら、願いを聞き届けよう、というつもりだったが、住民はこの心優しい領主の妻のために、だれ一人家から出なかったわけだ。ところが一人だけ不届き者がいた──それがTomというヤツ。 (実はこの話、私自身、最近まで良く知らなかったんです。研究室で、頂きモノのチョコレートの包み紙が、よくみると裸の女性じゃないか、という話になり、一人だけこのGODIVAの話をしてっている人がいた、ということでした。) その後、こいつTomがどうなったかは、私は知らない。もしかすれば「善意」が踏みにじられた、という住民の怒りによって火あぶりに?? 世の中には知らないほうがいいことって結構あるかもしれません。

 こんな余計なことを書いている間にエネルギーが切れたので、本題は「その2」に。


・April 28, 2000 新しい年度になりました。今年度から今までと違う教科書にしました。基礎的文法のためには少々詳しすぎるかもしれませんが、逆に、これがあれば文法はなんとかなるでしょう。ただ、この教科書だけで理解しようとするには少し無理があるでしょうから、プリントで適宜補おうと思います。この最初の段階で、自家製『ラテン語の初歩 の初歩』が多少なりとも役立てばと思います。


・June 2, 2000 授業での説明に反応して質問してくれるのも嬉しいのですが、横道に逸れた時のちょっとした話に反応してくれるのも、正直言って嬉しい。これからの新しい時代に哲学はまだまだ活躍しなければならないって話のついでに、私はキーワードとして「いのち」というのを考えていると言ったら反応してくれた学生がいた。教育学でどう考えるのか分からないのですが、少年たちの凶悪事件が教育と結びつけられるとき、それを「いのち」の問題の一部として捉えたい。少年法、死刑制度など、それに賛成だろうが反対だろうが、「いのち」の問題として捉えたい。・・・・とするとやはり、「ラテン語」も西洋古典を中心的な場としているでしょうけれど、「いのち」の発露の一端を読み取るような役目を果たすことだってできることでしょう。

 そもそも、「ことば」は、「いのち」から、やむにやまれぬ想いのなかから
出てきたのではないだろうか。
最近はそういう「ことば」も少なくなったと思うけど。
幼児がお母さんに向かって「ママ」「おっかぁ」「あっば(どこの方言?)」と呼べない時期があるのは、
「ことば」が生まれる「いのち」の想いがどれだけズッシリと重いものかを学ぶためかもしれない。
「ことば」には本来、そういう「いのち」の想いが込められていたのかもしれない。
「ことば」によって全てのものは成った、そういう時があったとイオアンネスは言う。
   In principio erat Verbum, 
et Verbum erat apud Deum,
et Deus erat Verbum.
   Hoc erat in principio apud Deum.
   Omnia per ipsum facta sunt.
          (Evangelium secundum Ioannem 1.1-3a)

					

・Sept. 21, 1999 何とかホームページをアップロードできましたが、まだかなり不安要素はあります。うまく学生の皆さんに活用してもらえたらと願っています。

・Sept. 22, 1999 ラテン語 I で配付した自家製『ラテン語の初歩 の初歩』をこのホームページに加えようと思っています。「こんなプリント(パンフレット)は早く捨ててしまって(構わないように頭に叩き込んで)ください」などと豪語しましたが、もし本当に捨てて後悔した学生の参考になるならば意味あるかもしれません。締切に追われている仕事があるので少しお待ち下さい。

・Sept. 28, 1999 ラテン語IIが今週から始まるというのに、熱が下がらない、仕事が進まない等の状況下にあります。学生の方々の頑張っている姿をみればファイトがでる(かも)。メールの活用が徐々にあります。皆さんご活用ください。

・Oct. 8, 1999 第二回目の講義を、学会出席により休講とさせていただきました。学生から質問がありました。履修登録期間を過ぎてから履修カードの提出をすることになってしまうが構わないか、というものです。毎年、同じ質問を受けますが、教務に関することなので教務掛に問い合わせてください。それに、学生の側では、私が研究室に戻って電話を受けるまでに(あてもなく)だいぶ待つことになります。

・Jan.18, 2000 2/4に予定していた補講は中止です。2/4は校務に縛れて身動きがとれません(分身の術でも使えれば別ですが)。


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