「音節」とは?
音節とは音の連鎖、音の塊の最小単位のことだ。基本的には一つの母音が核になりその前や後ろに子音を従えることができる。「基本的には」と書いたのは、英語では音節の核になる母音が弱くなって場合によっては母音がなくなってしまう音節もあるからだ。また日本語でも「ん」(撥音)や「っ」(促音)や「ー」(長音)を一つの音節とみなすことがある。ただし日本語ではこれらも含めて「音節」ではなく「モーラ(mora)」あるいは「拍」とみなすことが多い。で話をスペイン語に戻すとスペイン語の音節は必ず母音を核に持っている。
音節は英語では "syllable" で、スペイン語では "sílaba" と言うが、語源は「一緒にする」という意味で、そこから「音の集まり」という意味になった。
「音節」はリズムの単位
「音節」の概念は特に言語のリズムの単位として重要だ。ここで英語の "syllable"、スペイン語の "sílaba" 、日本語の「シラブル」の音を聞いてみよう。